概要
非常に読みやすくコミカルに書かれた筋トレ入門書です。お試し版などで目次を見ていただければ、はっちゃけた空気感がわかると思います。
しかし、筋トレに関しては非常に理論的に説明されており、筋トレを広めようとする著者の真剣さが伝わってきます。
目次
1章 メンタルがボロボロになったあなたへ
2章 何度ダイエットしても痩せないあなたへ
3章 いつも自分に負けてしまうあなたへ
4章 どうしても仕事で成功したいあなたへ
5章 異性との接し方が分からないあなたへ
6章 そろそろ筋トレしたくなってきたあなたへ
スペック
サイズ:B6
ページ数:244
発行:2016年1月29日
著者:Testosterone
発行:ユーキャン学び出版
こんな方にお勧め
読み物として面白いので、万人にお勧めできる1冊なのですが……。
特に以下の3つに当てはまる方お勧めします。
筋トレをすることのメリットを知りたい方
著者のTestosterone氏は総合格闘技の経験者であり、栄養学や体づくりの仕組みについて非常に詳しく説明されています。
著者の知識や経験から、筋トレについて詳しく説明されていますが、筋トレが体づくりだけでなく精神的にも体に貢献すると強く説かれています。
第1章の章題は「メンタルがボロボロになったあなたへ」となっており、筋トレを通して自己肯定感を高め、精神的にも揺るぎない人間であれと説いています。
筋トレはアスリートやゴリマッチョの為だけでなく、一般の方の日常生活にもプラスの効果が多く、特にダイエットや異性関係(モテない)にも効果が見込める「万能な趣味」であり、
著者は「筋トレとプロテインでこの世の99%の問題は解決する」と断言しています。
本書では筋トレの優位性について詳しく記されており、筋トレ沼への入門書となっています。
(筋トレをする)時間の捻出法を知りたい方
フルタイムでバリバリと仕事をこなし、かつ、筋トレをしてマッチョになる。普通に生活していては、とても時間が足りません。(筋トレ生活がイカレているいう意味ではありません)
本書では時間術や思考法についても記載があり、筋トレをしたくなってきた貴方をフォローします。
時間の浪費を抑える方法、これはビジネスにも流用可能。
企業のトップなどが、どのように時間を捻出するか説明されています。
スケジュールを管理する事ができない人間はトップには立てない。また、仕事ができる人は時間を作ってプライベート(筋トレ)も充実させている。私はそう思います。
筋トレを始めたい方
本書では、これでもかと筋トレの素晴らしさについて説かれています。
読み進めるにつれて。また、元々筋トレに興味があった方に向けて、具体的な筋トレの始め方についてもページが割かれています。
具体的なジム選びの方法や、海外の筋トレ格言なども紹介されており、著者の筋トレに対する熱量が伝わってきます。
そもそも、第6章の章題が「そろそろ筋トレしたくなってきたあなたへ」ですので、筋トレに興味をお持ちの方は目を通すと良いと思います。ダメ押しになると思います。
名言・気に入ったフレーズ
あまりにも名言が多いので、少し引用させていただきたいと思います。
自分の手綱は自分で握れ・自分のボスは自分である事を自覚しろ
モチベーションが維持できないのを環境(他人含む)のせいにしていないか?
残業が多いから、職場が遠いから、天気が気温が……やらない理由はいくらで作れるが、自分のモチベーションは自分でコントロールすべき。この考え方は大事だと思います。
自分で自分を好きになるために行動する(例:筋トレ)
日常生活でも人間関係でも、見返りを求めるとストレスが溜まってしまう。
見返りよりも、自己肯定感を高める為に行動をしていると考えれば、ストレスも溜まりにくく、メンタル的にも良いのではないかと思います。
やる気が起きない時も、やらないで自己嫌悪に陥るよりは、やってハッピーになる方が良いです。
物事に迷ったときにも使えますね。迷った時は自分を好きになれる方を選んだ方が良い。
自分の事、好きだと言える事って大事ですよね。
おわりに
本書は非常に読みやすく、日常的に本を読む方であれば2時間もあれば読み終わると思います。
また、目次だけでも世界観がわかるので、ぜひ目を通していただきたいと思います。
読み終わったら筋トレしたくなること間違いなし!
読了後は「パワー!!」と叫びたくなる様なテンションになります
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